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筋肉に刺すの?

では 筋肉を緩めるために 筋肉に鍼を入れずに どうして腱に鍼を入れるのでしょう?

筋肉をゆるめようとして 筋肉にグサグサ鍼を入れても 筋肉はゆるみません。

筋肉の張力をセンサーしているのが 骨に近い部分の腱なんです。

なので腱付近に鍼を入れると 効率よく筋肉は緩みます。

また 筋肉は腕や足など ほとんど層状に複数の筋肉が重なって存在します。

そして筋肉疲労すると 重なり合っている部分の動きが出なくなって 結果的に触ってみると硬く感じたりします。

鍼はその筋肉と筋肉の重なり合っている隙間を狙って入れます。そうすることで筋肉同士の間に動きが復活して 結果的に 張りが取れて柔らかくなるのです。

しかしいきなり疲れた筋肉の隙間に鍼を入れても 腱付近に鍼を入れても スカッと元の筋肉の長さや位置には戻りません。 じっくり遠赤(赤外線治療器)を当てたり お灸をしたりと 下ごしらえしてから 元の筋肉の位置に戻る段階の治療に入ります。

骨が痛い?

よく「骨が痛い」と言う患者さんがいます。

骨が痛いというより 骨膜(骨を覆っている膜)が痛いというのが正しい言い方で、骨膜が引っ張られて痛みを感じることが多いです。

骨膜は筋肉から腱に移行した部分がくっついています。筋肉がいきなり骨にくっついたりしません。

鍼を入れる部分はこの腱付近に入れることが多いです。

骨の位置を正しくすれば調子が良いから整体に行って整えてもらったとか言う患者さんがいますが すぐに元に戻る場合が多いのは 骨と骨をつなぐ筋肉を緩めていないからです。

「骨がおかしい」「骨が痛い」というのは よほどの重篤な疾患です。

まずは骨と骨をつなげている硬くなった筋肉を鍼とお灸でじっくりと緩めてあげるのが 鍼灸治療の一つのやり方です。

ですがこういったやり方は私が行っている鍼灸治療ではほんの一部分です。

ほかの目的で治療しているやり方が多々ありますが それは追って 綴っていこうと思っています。