折れ曲がった白鳥

月に2回ペースで半年間 この鍼灸院に通われている患者さん(40代後半の女性)が  先日入ってくるなり かなり嬉しそうに

「見てください コレっ(>_<) 乏血型が 平坦型になってたんですよーーーーー(^o^)/」

某薬局の無料血圧測定の結果書を 2か月前のと現在のと 2枚 結果書を見せてくださいました。
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←去年12月の血圧測定

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←今月の血圧測定

 

 

 

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←説明書き
うんうん そうじゃろ そうじゃろと 思いました。

と言うのも この患者さん 去年8月の初診時は

脈が 細 沈 遅。 この患者さんの年齢は40代後半の女性・・・ 更年期ご婦人が日ごろのストレス生活で疲労困憊して 血液が身体の隅々まで行き届いていない状態で それが慢性化しているのを物語っている脈でした。

ただ、脈状と腹診が順(こねくってなくて素直なバターン)だったので 鍼治療は良く効くだろうとの予後の予測しました。(思った通り 治療の反応はピュア!)

主訴は 「不意な腕の動きは全部痛いんです・・・」と言われる通り

両腕を肩の高さまで水平に上げるのも 首をすくめて恐る恐る・・・ そこから手のひら返して 頭の上で両手をつけてと言っても もうそこまでで限界、、、
さらに右手が左胸につかないという、、、ひどい有様でした。

2年位前からだんだん 腕が上がらなくなり 肩関節周辺は動かそうとするとゴリゴリ音がするとのこと。

顔が面長で手足が長く 綺麗な顔立ちなのに 白鳥の湖は絶対に踊れないこの状態、、、動きがカクカク、、、まるで折れ曲がった白鳥みたい・・・

こりゃ ひどいっ・・・ 脈診だけで 血虚と決めて、まずは血が体の隅々まで循環しとらんし 血の量そのものも少ないぞ・・・と思い、肩や腕を触っても そんなにゴリゴリしたものは無い・・・

やっぱり・・・ 筋肉うんぬんより先にやることがてんこもり・・・と思い 更に問診してみると

貧血とのこと(じゃろう じゃろう・・・)

なのに 更に問診していくと

趣味が献血とかいうじゃありませんか!?

「もう じょーだんは よし子さんよーーーー\(~o~)/」と言いながら

第一回目の治療が始まりました。

瘀血反応があったので瘀血処置をして 下垂処置とストレス性による骨盤の虚血状態を良くする処置をして、脾実を抑える治療をして一回目の治療終了(要は猫背気味のアライメントを整え~の、血液配分のアンバランスを整え~のの治療です)。この一回目の治療で腕が頭の上まで上がり 二人で歓喜の雄たけびをあげました。肩関節には全く鍼をせず 足首・膝関節とひじ関節 そして鎖骨に鍼をしただけでかなり快適に腕が上がるようになり 次回の治療予約をされて帰られました。

自宅での毎日の施灸ポイントとして 足首と腕のツボに印をつけ、ここにお灸を最低でも3カ月つづけてもらって 血液量を増やしてもらうよう指示しました。

2診目(11日目) 同様の治療と 首C3~C7に鍼を入れる。側弯もチエックポイントに入る。

3診目(17日目) 瘀血反応がなくなり 8割くらい初診時より快適だという。筋緊張緩和処置と扁桃と副腎と下垂処置をする。

4診目(36日目)の治療で 腰が入るようになった(今までは腕を上げようとすると腰がひける体勢だったのが ちゃんと腹が前に反るようになった 要は腰が入る状態)

5診目(58日目) これから始まる冬に備えて冷え防止と 血流量アップをさらに図るため 手首足首ウォーマーを勧めるが その後2か月間 忘れていた模様・・・が それを自発的にするようになって かなり調子が良くなり 朝からスムーズに腕が上がるし 痛みもないと喜んで報告してくださいました。「もっと早く 先生の言うこと聞いとけばよかったです~(~_~)」と。

それから今日まで 二週間に一度の鍼灸治療で 脈は太くなり 肩関節を動かすとゴリゴリ言ってたのも かなりスムーズになっていますが・・・ まだ良くなる要素盛りだくさんです。

とにかく 患者さんから信頼を得て、継続して治療に来てもらえないと 最初の底上げは簡単ですが そこから先の慢性化した陰湿な体質はなかなか良くなりません。

でもこの患者さんのように 良くなっていくことに喜びを感じてもらえて、治療に来て真っ先に喜びを伝えてくれるのは がんばったご褒美のように嬉しい報告でした。。。

この仕事は 名声を得たいとか 金儲けとかじゃない、日常生活を頑張っている人の困っていることを 私のアドバイスと治療で 良くしていくことです。だけど 慢性化した疾患や体質には 患者さん自身の日ごろの生活習慣改善と意識改革が絶対に必要です。それなくして完治はあり得ません。その意識改革と生活改善を 楽しんで率先してやっていける患者さんは きっと近い将来 本当に笑って 自身が本来持っていた健康を取り戻せます。

この患者さん いつか私と 白鳥の湖 じゃなくてもいいから キャンディーズの振り付け 一緒に踊りたいなと思っています。。。

私と同年代なんですよ(^v^)

ペッパ~~~警部ぅ!じゃなくて  アンドトロ~ワ♪

肋骨を強打した患者さんのテーピング

皆さん こけたり 何かにぶつけたりして 肋骨を強打したことはありませんか?

私はあります。多分ヒビが行ってたと思うのですが、肋骨にヒビが行ってても 病院では保存療法で 湿布を出されるくらいしかないのが関の山です。

ホントはしばらく固定しておきたいんだけど 場所が肋骨だけに コルセットをつけるわけにもいかず・・・ とりあえず痛みが気にならなくなるまで3週間はかかります。

でも 負傷してしばらくは寝返り打っても 笑っても かなり痛いんですよ これが、、、 生活にかなり支障が出ます。

そんな患者さんに こんなテーピングP1020856を思い付きでやってみました。

10日前に この右脇腹の バッテンの箇所を 自宅のソファで激しく打った患者さん。

ベッドでの寝返りもかなりしんどそうでしたが・・・

 

 

 

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このバッテンの半径5センチ四方をホワイトテープで重ね貼りしていきます・・・まずは1ラウンド・・・

肋骨が 斜め右下方に走行しているので それを水平軸として バッテン状にホワイト固定テープを貼りますP1020858

次 2ラウンド目・・

今度は半分ずらして同じように・・・

 

 

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で 4ラウンドずらしながら重ね貼りして・・・・

このままだと すぐにお風呂に入ると剥がれてしまうので・・・

 

最後にキネシオテープで全部覆って完了!

患者さんの感想ですが、このテーピングがあるのと無いのとでは全然痛みが違うそうです。

一度剥がれてしまって、その後の激痛はかなりひどかったみたいで、「あぁ テーピングが利いてたんだな」と実感したそうです。

次回は負傷して17日目になるので このホワイトテーピングの部分を伸縮のあるキネシオでやってみるつもりです。

思い付きでちゃちゃっと治療の最後に5分くらいでやったテーピングでしたが かなり良かったみたいなので 肋骨負傷した方々、参考にしてみてください。

ラスト関節さんの臨床経過まとめ

大事なことは 記録し 伝えていくことだとダンナに言われて 改めて自分もそう思いました。

HPにも こういった臨床経過をまとめたものを掲載していこうと思います。
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41歳 男性 会社員

初診日 H26年7月

主訴 両手の指が2カ月前から曲がらない。

脈:右 浮・数   左 沈・細
ドン舌(脾腎陽虚)

手足冷えあり。子供のころから汗かき。治療中 汗がお臍に溜まる、、、

触診で 身体が冷たく なおかつ しっとり汗でウエッティ。腰から何からすべて硬かった。

血流を良くする治療と自律神経を整える治療をし その後 首周りに鍼をして 治療終了。この初めての治療で 半分の指が曲がるようになる。自宅でお灸をしてもらうように指導。

6日後の治療2回目 同様の治療プラス 指の局所治療をしたところ 更に3本動くようになる。

H26年8月 初診から30日後の治療3回目 枕をやわらかいものから低反発にかえてもらい、帯脈に鍼を加える。

腕の局所治療をしたところ 逆に動きが固くなる。

H26年9月初診から40日目の 治療4回目、H26年10月初診から治療90日目の治療5回目あたりで 動かない指は 残り2本になる。

H27年1月は 合計5回治療したが その間に 右鎖骨を骨折し 火に油を注ぐ、、、
治療は扁桃処置 肝実処置 水毒処置主体。局所の治療は逆効果であることが解ってきたので ひたすら体質を変える治療。自宅でのお灸は 積極的にやってくれていて 効果も実感してもらっている。 ただ 一番最初に動かなくなった右中指の動きが かなりしつこく残っていた。

日常生活では 仕事も寝るときも 手首 足首ウォーマーをつけて 血流促進をはかってもらい 体質も 朝方の下痢がなくなり、変な汗も少なくなって行った。

その後は2カ月に一度ペースで来院していたが 体質改善が図られていたので 患部の戻りは無い状態。

今月末18回目の治療で いよいよ腰が痛いと来院。

よっしゃーーーー です!!

最後はここに来ると思っていました。

本当にびっくりするくらい頑固な硬さの体質でしたが、私の言うことを理解してくれて ちゃんとお灸をしてくれたことが このような良い結果に表れました。

私の治療だけではこんないい結果は絶対に出ません。

治療は医者任せ 治療者任せではありません。

私は 患者さんに 治すための気づきを伝え ここがおかしいと指摘し、治療もしますが その効果を継続させるのは 日々の患者さんのケアと努力です。 私は治す後押しはしますが 治すのは患者さん本人なんです。

どうしてこんな体調になったのか どうしてこんなところが痛くなったのか 私は患者さんの生活習慣の良くないところを指摘し 患者さん本人に 回顧してもらいます。
そして自分で納得して 生活習慣を改善し、努力した人が 本当に健康に 本来の自分の体調を取り戻してもらえるのだと思います。

痛みをごまかす薬を飲んだところで 何の解決にもなっていません。
逆に 病巣や 悪い体質は 深部で膨れ上がっています。

ごまかすだけの医療じゃなくて 本当の医療は 自分の痛みと きちんと向き合い 時に痛みや わずらわしさもありますが そういった壁を乗り越えて 良くなっていくのが本当の治療・医療なのではないでしょうか。

苦労して 手間暇かけて 鍼の痛さ お灸の熱さを感じて良くなった体調は すぐに元には戻りません。

その過程は 絶対に自己管理の自信へとつながります。

本当に嬉しい臨床内容でした。

ラスト関節さん ありがとうございます。。。

閉経したはずの生理が復活

今日は患者さんから嬉しい報告がありました。

症例を以下に記録するので 興味のある方はご覧ください。

54歳女性

病歴は多々あり
子宮筋腫、高血圧、緑内障、前庭神経炎 アトピー めまい と 初診の折 お話を聞くだけで かなりの時間を取ったのを覚えています。

鍼灸治療は慣れていて 行きつけの鍼灸院があったけど 閉院したので困っていたところ たまたま私の鍼灸院の前を車で通りかかり

「なんか いい気が流れてそう・・・」と 感じて来られました。
それが今年の2月のこと。

脈状は 「沈 遅 軟」 と 慢性的な更年期不定愁訴を訴える典型的なパターンで トッピツすべきは 脾実(肝実もある)

長野式の治療で 副腎処置 扁桃処置 瘀血処置などをして 一回目の治療終了。

翌日は 「なんなんだ? この身体のだるさは??」と驚いたそうですが 二日目には嘘のように体が一段階軽くなったとのこと。

定期的に 週一回の治療を始めたのは 今年5月から。

まずは 全身浮腫んでいたのが すっきりしたと喜び と同時に 多数のトリガー所有者であることが判明!

いやーーー すっきりむくみが取れると 内部に埋もれていたグリグリトリガーは 解りやすくなるってもんですよ。。。

二人で トリガーのことを ”トリちゃん”と名づけ、 「ここにも トリちゃんがおるのよ!!」と 笑いながら治療してました。

長年 ここの凝りと痛みは取れないと訴えていた右側の首の横(胸鎖乳突筋)の張りと痛みも その場所には鍼を刺すことなく 張りが取れ、眼の周りに軽い鍼を入れると 半分眠たそうだった眼が くっきりぱっちり!

時に めまいや 腰痛などが出現していたけど 確実に2ヵ月 3カ月と治療を重ねるたび 底上げした体調・・・というか 5歳以上若返ったかのように体調も良くなり

今月からは 月に2回の治療で行けるようになっていました。

そして今日 この患者さんから喜びの報告が!

「ずっとご無沙汰していた生理になりました。それもしっかりと量もあります」

この患者さんは平成25年に閉経されてて かれこれ2年ぶりの生理!?

もう きゃーーーーー!!って感じで 私の喜びはすさまじいもの!!(更に若返るのね この患者さん。。。)

この患者さんは 自宅でお灸も ちゃんとしてくれているし みんなが痛いという鍼の響きが 気持ちいいと感じる患者さんです。

だから治療していても 私も楽しく 治療効果もバシバシ感じてるので こんなサプライズなことも起こったのかもしれません。

とにかく 長野式の治療は 痛いという場所には 安易に鍼刺しません。

そしてお灸を多用します。

ズシッと 重い痛みに鍼先が当たったら そこを丁寧に雀啄。

自律神経を整える治療

ホルモンバランスを整える治療

内臓の失調を整える治療

内臓下垂した体軸のアライメントを整える治療

弱った免疫機能を賦活させる治療などなど

たとえば耳鳴りがするから 耳に鍼なんて ナンセンスなことしません。

耳鳴りする体調になったのは その人の 体の内部で起こってる不調が原因です。

血の流れ

体液の流れ

気の流れ

脈を診て 腹を診て 私は 身体の内部のバランスの声に耳を傾け そのアンバランス整える治療をします。

その人の身体全体を診て 治療します。

トリガーポイント治療は アフターのデザートのような治療です。

最初は このやり方が理解できない人も 時にいますが 良いと感じたら 続けて少し通ってみてください。

本来の 自分の体調が蘇るかもしれません。

今日は本当に うれしい患者さんからの報告でした。

長野式 素晴らしい!

鍼は痛い?

「鍼は痛いですか?」

「お灸って熱いです?」

よく聞かれる質問です。

最初の内は 鍼してて 患者さんが痛い痛いと言っていたら 「大丈夫ですか、ちょっと刺激弱くしましょうか?」などと なだめていました。

しかし 今は 治すことに真剣で そんなことにいちいち真面目に反応しなくなりました。

とがったもの刺すんだから 基本 鍼は痛くて当たり前

肌に熱刺激をあたえるんだから 基本 お灸も熱くて当たり前

ただ 鍼も 刺入するとき できるだけストレートに入るように 鍼を入れるための筒の径をかなり細くしています。 それはとても面倒で技が必要なことだけど それをすることで 刺入時の チクっとした痛みが出る確率をかなり低くできます。それプラス 自分の手技が楽になる鍼の太さではなく 刺入する部位の深さや 敏感度(足の裏とかはかなり痛いので)、その人のその時の体調を考慮し、さまざまな太さと長さから 妥当な鍼を選んで治療しています。(鍼の長さと太さがそれぞれ違う 15種類の鍼を常備しています)

大体 患者さんが痛い痛いと言っているのは 響きと言う 鍼独特の感覚で それは逆に 良い場所に当たっている証拠。私は 患者さんが我慢できそうなら 手をゆるめません。

お灸も ある程度熱くないと 効き目はありません。

痛くない鍼 熱くないお灸・・・・ 患者さんをなだめるような言葉は使いません。

治りたくて来ている患者さんなら 解ると思います。

痛くても良くなれば患者さんは治療に更に積極的になってくれます。

鍼は基本 痛いものだと思っててください。

痛くない鍼を打って その時は良かったんだけど すぐまた元に戻った・・・ と言われるより 「鍼はちょっと痛いけど 効くし 体調良くなっていくよ」と言われる治療を心掛けています。

それに響きをすべて痛いと感じる人ばかりじゃありません。

鍼の響きを 「えっ!? これくらいなら大丈夫」という人が5割、「痛いけど 時に気持ちいい」という人が3割、「とにかく痛い 苦手」と言う人が1割、「気持ちいい」「くせになる」という人が1割っていう割合です。

お灸も最初は熱い熱いと言っていた患者さんが 「最後のあのツーンとくる熱さがいいわぁ」と 笑って報告してくれる場面も多々あります。

治療はちょっと痛い ちょっと熱いけど 我慢してください。

こちらは薬も 特殊機械もない ただ鍼とお灸だけで 患者さんの痛みを取ろうと必死で治療しています。

患者さんが 痛い思い 熱い思いをした分は 副作用なく 自然治癒力を上げて 治る方向へと動いていきます。。。

瘀血(おけつ)について③

瘀血を流す治療は、まず足首と腕のツボを刺激して じっくり治療します。

それは私のバイブル本では定石のツボですが 私にはどうしてそのツボを使うのか 最初はよく解りませんでした(今では とうとうと説明できます)。

特に足首のツボは 鍼をしていても フガフガしていて 明らかに筋肉の起始停止でないのはわかっていたので 不思議でなりませんでした。

しかも 最初のころは一人につき15分で治療を終わらせなくてはいけない 鍼灸整骨院の中の雇われ鍼灸師だったので 瘀血治療にじっくり挑めず・・・・

そんな経験をした後 自分で鍼灸院を開業して じっくり治療できる環境が出来ました・・・・

そこで瘀血レベルが軽度な患者さんに 軽めの瘀血治療をやってみたところ、次回来院してきたとき

患者さん「こないだの治療の後 左のわき腹がだるくて でも翌朝起きたらすっきりしてたのよ!」

と言われ ピンときました!

瘀血が流れたんだ・・・

この時 瘀血が流れるときは 人によるけど だるさや生理痛のような痛み 眠気などを伴う場合があることが なんとなくおぼろげながらわかってきました・・・

だって 滞っていた静脈血が 動き出すんです・・・ゆっくりとしたスピードで・・・

どわーんとした 重いような痛みが伴う場合があってもおかしくないと 頭の中で想像しました・・・。

そしてその数日後 雇われ鍼灸師で働いていた時から来てくださってた患者さんが来院されました。

この方の瘀血レベルはすさまじく 私が”瘀血クイーン”と命名した患者さんです。

私が鍼灸院を開業したということで やってきてくださいましたが 雇われていた折に最後に診た時からは 3か月が経過していました。

左膝が痛いのが主訴でした。整骨院に行ってもよくならないと訴えられ、痛みの場所はどこか尋ねると 内側を押さえたり外側を押さえたり・・・ 要は場所を限定できない感じでした。

両膝を触診してみても 左右差は大してない状態・・・

筋肉系の痛みとは違う・・・と判定し、この方 瘀血クイーンなので とにかく瘀血を流す治療を スペシャルでやってみようと思いました。

そして 定石のツボに加えて ひざ周りの二つのツボも 瘀血の通り道と考え じっくり鍼灸治療してみました。

その折 念のため 「こないだ瘀血治療をした患者さんで 治療の後 どよーんと わき腹が痛くなって 朝起きたらすっきりした話」を伝えておきました。この瘀血クイーンの患者さんの瘀血は かなり壮大なので 相当の鈍痛がきてもおかしくないと予想したからです。

そして次回その瘀血クイーンの患者さんが来院されたとき 私 大喜びしました!

なんと 治療したその日の晩 階段も降りれないくらい 足腰がだるくて痛かったそうです。見るに見かねた旦那さんが 病院に行くかと心配したくらい。でも瘀血クイーンの患者さんは 私が言ってた瘀血が流れる時の痛みかもしれないと思い その晩はとにかく眠ったそうです。

そして翌朝起きたら あらまっ! 身体が軽く すっきり! 2か月間あれほど痛かった膝が全然痛くない!!

・・・それから一年以上経っていますが 瘀血クイーンの患者さん 今では元祖瘀血クイーンとなり、全然膝が痛いと言われません。それどころか定期的に治療に通われ、なおかつ自宅でお灸をされてて、今では顔色も ワントーン以上明るくなり、不定愁訴がほとんどない体調になっています。何より私から見て 顔の表情が優しくて 観音様のようなイメージの患者さんです。。。

とにかく脳みそが筋肉の先生が治療してたら 絶対改善はなかった症例だと思います。

筋肉ばかりじゃなくて その筋肉や 骨に栄養を与えているネットワーク 血管系に目を向けないとおえん! そう改めて教えられた臨床例でした。

この患者さんの臨床結果で この後 さらに瘀血を流す治療に自信をもって挑むことになり、また 治療内容も私流にバリェーションが増え バージョンアップしてきています。

では瘀血治療をすると 誰でも 治療の後 だるくなったり 生理痛のような痛みが出るのでしょうか?

答えは 人それぞれで 治療中 瘀血ポイントに鍼をしてる時は 鈍痛があったけど そのあとは何ともなかったという人が 半分以上です。

高校生の男の子は 足首のツボ(瘀血ポイント)に鍼をポン!と入れた途端

お腹がキュルキュルキュルーーーと鳴って 動きます。反応が 超ピュア!

そして瘀血治療をすると 陸上競技で痛めたハムや 内転筋付近の痛みが半減したりして 最初のころ 彼らはびっくりしていました。

それとは逆に 更年期から還暦を過ぎた方の瘀血治療は 反応が鈍いし 長い場合が多いです。

ひどい人は3日間くらい眠気とだるさが続いたという人もいるし
翌日 一日 ゴロゴロ寝ていたという人もいます。

瘀血の量が多いほど 基礎代謝量が低いほど 眠たくてだるい時間が長いようです。

治療の刺激量(鍼の数や太さ 長さ 刺激時間)は その人の体力や年齢以外にも色々考慮し、かなり慎重に刺激量を決めています。

瘀血治療をすると 生理のある方は 次回生理の量が増えます。瘀血が月経血として流れるのです。

それ以外の方は 翌朝一番のおしっこの色が いつもの色よりちょっと赤っぽかったりするようです。瘀血は腎臓という名の血液の下水処理場に行き おしっことして出るのです。

瘀血治療を続けると

顔色が白く 明るなり 透明感が出てきます。

お腹の瘀血ポイントにあった圧痛や 瘀血の塊が目立たなくなり、慢性痛の五十肩や腰痛がなくなったり 動悸が治まったり 生理周期が安定してきたり 生理痛がなくなった アトピー症状が改善した・・・ 冷え性が治った・・・ あらゆる症状の患者さんが笑顔になっています。

瘀血の影響は恐ろしいと 日々 臨床現場で感じている私です。

毎度瘀血治療する際 患者さんにとうとうと 瘀血とはこれこれこーで・・・から始まり ここまでの内容を治療しながら説明していたんですが、説明するだけで すごい疲れます、、、

だからこの記事をHPに書いて 瘀血治療が終わったら読んでもらおうとたくらんで書いたものです