なかじょーさんの知恵袋、8項目くらい設定して、毎週 一項目ずつ アップするのを自分に課していますが 正直中盤戦になると 少々気疲れして来ています。
というのも 今回の足裏の項目は ナプキンや下着にくらべて 解りやすく説明するのが かなり難しいんです。機序が複雑です。ホントに説明が難解。
だから今回は まず私の経験談を書こうと思っています。
私の治療法は すべて私を治すために構築されています。痛みで困ってる人をどうにかしてあげようと言う気持ちが第一ではなく、この私をどうにかしたい、その気持ちでここまで来ました。私を治す、私が発見したやり方が 患者さんにも通用しているのです。
私はなぜ 鍼灸師になったか。それは今から20年前にさかのぼります。当時 33歳、ランニングで 右踵を痛め 立って歩くのも困難になり 一年間 走れなかったことから始まっています。
翌年には 右足をかばっていた左足が同じように痛み出しました。
この左足は一年経っても、一年走るのをやめても治りませんでした。35歳くらいの時だったと思います。
もちろん、こんな状態になるまでに たくさんの整骨院に通いました。でも痛みは消えず。精神までうつ状態になりました。そんな折、周りにいるランニング仲間の強い助言で大病院の先生の所へ行き、踵の手術をお願いするよう勧められました。周りの人々は手術に反対する人もいましたが、もう手術しかないと言われ 大きな病院の整形外科へ。本当に治るのだろうかと疑いながらも手術を受けました。実際 痛い箇所にメスを入れるだけの手術。今思うとなんであんな野蛮な手術受けたんだろうと思います。あの頃 私は世間知らずでバカでした。根本原因にアプローチしていない手術です。これは治療じゃなくて おろかな行為だと 今は思っています。
3ヶ月経てば走れると先生から説明されましたが 歩くのも痛く、痛い左足だけ足底板を作り、リハビリしましたが、痛みは全く取れず ようやくおぼろげながら走りだしたのは 手術から一年後、左足を痛めて2年間も経っていました。
さて、そんな黒歴史のあと 鍼灸治療に出会い 週に一回メンテナンスで通っていましたが やはり走っていると足のトラブルは絶えませんでした。
良い練習が出来たと思っても いきなり翌日は 神経痛が出たり。
そして神経痛が出ている場所に鍼を打たれても 治りませんでした。
要は この先生が行っている鍼治療も 結局は対処療法で 痛みが生まれる原因を見定めていなかったのです。(先生は 走っているシューズに目が行っていませんでした。)
その当時 『Born to RUN』という本がランナーの間で話題となり、裸足で走るのが一部のランナーの間で流行りだしていました。実際芝生の上で裸足でで走ってみると 足の痛みが出ないことに気づきました。
なんで裸足で走ると痛くなくて 靴を履いて走ると痛みが出るのか・・・
私の頭の中には その現象の中にある 核心的な方程式を探し出したいと言う意欲が いつもありました。
そして私自身43歳で鍼灸師になり いろんなインソールを試してみましたが、既製品のインソールはどんなに値段が高く有名でも それを履いて走ると痛みが出ました。
核心的な方程式が解ってないインソール
核心的な方程式とは程遠い靴 世の中にはこんなインソールや靴しかない
かといって 長距離ランニングで アスファルトの上を裸足でずっと走るわけにはいきません。どこかで妥協点を見いださないと。
なんで裸足で走ると痛くなくて 靴を履いて走ると痛みが出るのか・・・
私の頭の中には その現象の中にある 核心的な方程式を探し出したいと言う意欲が いつもありました。
そして私自身43歳で鍼灸師になり いろんなインソールを試してみましたが、既製品のインソールはどんなに値段が高く有名でも それを履いて走ると痛みが出ました。
核心的な方程式が解ってないインソール
核心的な方程式とは程遠い靴 世の中にはこんなインソールや靴しかない
かといって 長距離ランニングで アスファルトの上を裸足でずっと走るわけにはいきません。どこかで妥協点を見いださないと。
これで走ると痛みが出ません。
もっというと 重心が身体のヘソの奥にきて、小股が切れ上がった良い姿勢で立てます。
どんなに良い治療をして患者さんの痛みを取っても、普段履いてる靴で仕事したり、歩き回ったり 走れば また痛みは再現します。
だから痛みの機序を説明して 私のインソールを勧めます。使っている患者さんは 一段もニ段も上の体調になります。違いが解る方が多く、またインソールを作ってくれという方も多数。
元来 靴履いて動いている動物なんていません。
人間が 生活しやすくするために靴がありますが、足の裏は 真っ平ではありません。
ちゃんと凹凸があります。
その凹凸は 体重あずけると 重力で潰れやすくなります。
足はとってもパーツが細かく 微妙なバランスで成り立っているのに
真っ平の靴底 硬い靴底 足の先の窮屈な靴
変な凹凸やアーチサポートが付いてる靴を履いて
体重の負荷をかけていると
体重の負荷をかけていると
バランスが崩れてしまいます。
足の裏のアーチがつぶれて扁平足になっている人や
内くるぶし 外くるぶしまわりがゴワついて くるぶしが埋もれている状態の人は
ゴミ(老廃物)が溜まっている状態で 足首の可動域が悪いばかりか 全身の関節の可動域を悪くしています。

足の裏のアーチがつぶれて扁平足になっている人や
内くるぶし 外くるぶしまわりがゴワついて くるぶしが埋もれている状態の人は
ゴミ(老廃物)が溜まっている状態で 足首の可動域が悪いばかりか 全身の関節の可動域を悪くしています。

← 『プロメテウス』より。
この画像を何度も何度も見ていると答えはおのずと見えてきます。
この画像を何度も何度も見ていると答えはおのずと見えてきます。
靴の形 靴の素材、靴底の形状ってとっても大事です。
硬いところに長時間寝てると いろんなところが痛くなります。
でも 適度なクッション性と 隙間補正があるものに寝ると長時間快適に寝れます。
それと同じで 足の裏も全体重かけるのだから 隙間補正がすんごく重要なのです。
でも足の裏は 動いて 歩いてなんぼ
寝てる時とは 機動力の重要性の度合いが違います。
だからこそ 過剰に補正するのではなく 最低限(妥協点)の補正をしてくれるもので
素材は硬くないもの
そのくらいの点を押さえて 70点のインソール 70点のシューズで 身体にとっては合格なのではと思っています。
私が理想とするインソールは 患者さんには7年前から提供できていますが、不特定多数の人へ提供するためにはまだ製品化できていません。このインソールプロジェクトは 死ぬまでに自分に課している課題です。
2022年5月2日