あらゆる不調の原因が 実は 足裏にある魚の目やタコだったことは 鍼灸師として治療しだして たくさん症例があり、実際 魚の目とタコを治すことで 他の症状がなくなると 患者さんに指導していました。
そして今週は その理論が 更に飛躍した一週間でした。
50代後半で 心疾患がある女性は 三週間に一回のペースで丸二年 治療に定期的に通ってきています。
ここ数回の治療で 左手の親指付け根が痛い(左画像 黒丸部分)と言っていたので
前回の治療で 左 陽溪(手のひら側ではなく甲側のツボ)に鍼と灸をしたところ すぐに痛みが取れました。
しかし今週来院で、「あれから丸一日しか調子が良くなかった」と言うので、
私 「今の仕事 立ってることと座ってることの比率 何対何です?」と質問。
すると 一日立ち仕事というので こりゃ他にボスがいると思い まずは 左側を上に横向きに寝てもらい 左足の側面に鍼を入れようと 治療に入りました。
←これ 患者さんの左脚。
小指の根元に でっかいタコ!!
私 「 これじゃわ! これいつからできたん?」
患者さん 「変な靴履いて歩いてからだけど・・・ 7月半ばから・・・」
私 「そこから 左手の親指が痛いって言いだしたよね。よっしゃ ここ早急に ワセリン塗って 毎日ケアして まずは硬い部分 切ってね。 それから今から言うところにお灸して」
と言って とりあえず お灸をしたところ患者さんの左手の親指 全然痛くない。 当然です、人間の身体はすべてラップのようにつながってるので、身体の一部分だけが角質化されて死んでしまうと そこに関連する経絡ライン 循環ラインはすべて影響が出ます。
なので ほったらかしにして ラスボス抱えたまま生活してると、
あそこが痛い ここが痛いと めんどくさいことを言う人間になってしまうのです。
この患者さん 治療が終わって帰る時 靴履いて
「あっ 全然 足 痛くない!!」
そうです、今まで靴履くとタコが当たって痛くて 変なアライメントで立って仕事してたから そのしわ寄せが左手の親指に来てたのです。
賢いあなた この機序 よーーーーくイメージしてよ~。病院の先生は 足の魚の目やタコが 手の指の痛みに関係するなんて全然理解してないと思うけど この記事読んだあなたなら解ってくれると思ってます。
魚の目がないから 私には関係ないわと思ってるそこの奥様! 大いに関係あります。
ひざ小僧や 足首に 座りダコ、手に カミカミしたタコがあり 角質化してる部分! そこも同じ理屈です!
身体の前面部分に出来た角質は それはそれで多大な影響があります。特に座った態勢で 体液循環は妨げられるので胃腸の不具合に関係します。ちょっとした変化で 痒みが出たり 皮膚の一部分がカサカサになったりします。
ひざ小僧が ゾウの皮膚みたいになってるそこの奥様、是非とも お顔のうるおいを補うより 膝小僧の潤いを取り戻して下さい。そっちの方が もっと美しい肌艶になります。
魚の目 タコのケアは 治療に来られた際 詳しく手取足取り指導しますので どこか気になるところがあれば自分から質問してください。
実は私 右足裏に うっすら魚の目の芯がまだ残っています。一般ピープルはまったく問題視しないレベルの魚の目の卵みたいなもんです。小学生の時に出来た魚の目です。一度 外科で取ってもらいましたが 芯は40年間くすぶってます。
芯が残ってると必ず 歩行や走りに影響が出ると 今回患者さんの症例を見て実感したので今週から 自分でお灸をしてます。 お灸をすると 芯が上に上がって来て ポロッと取れて 二度と再発しないようなので それを実行しています。
たかが魚の目・タコ。 ほっとくとろくでもないことになります。
健康は足元から。 顔ばかりにクリーム塗らずに 足をケアしましょう。
足がキレイなら 顔もキレイ。
いちいち細かく語りませんが この魚の目の方程式は あらゆる治療の根本方程式になることが 今週 私 解りました。(← これ 私的 大発見!)