“瘀血″・・・”おけつ”と読みます。
瘀血の ”瘀”の字の意味を調べると 「血が滞留すること」とあります。
身体に溜まった古い血、身体のとある部分(大体溜まりやすい場所は解剖学的にも決まっています)に停滞し 循環が滞った血のイメージです。
血液は約3カ月間で すべて新しいものに生まれ変わります。
瘀血は言わば 3カ月経っても リサイクルされていない血で、その瘀血が原因で実に様々な慢性疼痛や、内臓機能に影響が出てきます。
私が瘀血を流す治療をまず下ごしらえ治療としてやるようになったのは2年前からです。それまでは瘀血なんてほとんど気にせず 筋肉の起始停止に鍼をして緩めることを主軸に治療していました。
鍼灸学校では瘀血という言葉は習いましたが、瘀血を改善する治療について詳しく特化した授業は受けていませんでした。しかし臨床現場でいろんな疑問にぶち当たり、「長野式臨床の本」に出会って、この本を熟読するうちに 瘀血がどれだけ悪影響を及ぼすか解り、まず「瘀血があるかどうか」の目線で患者さんを診察するようになりました。
すると実際 慢性疼痛を訴えている患者さんの多くに 瘀血反応があることがわかってきました。
さて そうなると次は 瘀血を流す治療についてです!
血管に穴を開けて 古い血を出すなんて怖いことするわけじゃありませんよ
次回投稿 「瘀血について②」につづきます。。。