瘀血(おけつ)について②

瘀血を流す治療を具体的に説明しようと思っていましたが、それは次に回して

まず瘀血反応ってどういうこと?という疑問が浮かぶ方もおられると思います。

実際臨床で所見を取っている最中

私「瘀血があるな・・・」とつぶやくと

患者さん「えっ? 瘀血?」と言われ

私が瘀血とは これこれこーで こういう滞った血なんですよと説明すると

患者さん「私にはあるんですか?」と 返されます。

そこで 私が患者さんに説明することをこれから記します。

まず 私は患者さんの顔色を診ます・・・。

  • 顔色が赤黒い ないし 黒っぽくて透明感がない
  • 目の下にクマがある
  • 舌の裏側に 青紫色のナメクジみたいな静脈が プリッと浮き出ている

このパターンは かなり瘀血反応陽性と頭にインプットします。

それから皮膚を見て

  • 肌の表面に 細い赤紫色の糸ミミズのような血管が 網の目のように広がっている人
  • 打った覚えもないのに 内出血がある  またはよく内出血を作りやすい
  • 夏の虫刺されの跡が 冬になっても残ってる

なども ポイント高いです。

他にも

  • 最近または年単位で顔色がくすんできた
  • 閉経間際ないし 閉経した
  • 生理周期が不規則
  • アレルギー体質(アトピーやじんましんなど)
  • 動悸がある

なども 瘀血ポイント加算です。

まだまだ診断基準あります・・・

  • 最近大きなケガをした
  • いくら寝ても疲労が抜けなくなった
  • 膝 腰 肩が痛いんだけど 場所をピンポイントで特定できない(内側だったり外側だったり)

そして腹部触診で一定のポイントを押さえてみて 最終的に瘀血があるかどうか確定します。

次回 いよいよホントに 瘀血を流す治療について説明します。。。