瘀血を流す治療を具体的に説明しようと思っていましたが、それは次に回して
まず瘀血反応ってどういうこと?という疑問が浮かぶ方もおられると思います。
実際臨床で所見を取っている最中
私「瘀血があるな・・・」とつぶやくと
患者さん「えっ? 瘀血?」と言われ
私が瘀血とは これこれこーで こういう滞った血なんですよと説明すると
患者さん「私にはあるんですか?」と 返されます。
そこで 私が患者さんに説明することをこれから記します。
まず 私は患者さんの顔色を診ます・・・。
- 顔色が赤黒い ないし 黒っぽくて透明感がない
- 目の下にクマがある
- 舌の裏側に 青紫色のナメクジみたいな静脈が プリッと浮き出ている
このパターンは かなり瘀血反応陽性と頭にインプットします。
それから皮膚を見て
- 肌の表面に 細い赤紫色の糸ミミズのような血管が 網の目のように広がっている人
- 打った覚えもないのに 内出血がある またはよく内出血を作りやすい
- 夏の虫刺されの跡が 冬になっても残ってる
なども ポイント高いです。
他にも
- 最近または年単位で顔色がくすんできた
- 閉経間際ないし 閉経した
- 生理周期が不規則
- アレルギー体質(アトピーやじんましんなど)
- 動悸がある
なども 瘀血ポイント加算です。
まだまだ診断基準あります・・・
- 最近大きなケガをした
- いくら寝ても疲労が抜けなくなった
- 膝 腰 肩が痛いんだけど 場所をピンポイントで特定できない(内側だったり外側だったり)
そして腹部触診で一定のポイントを押さえてみて 最終的に瘀血があるかどうか確定します。
次回 いよいよホントに 瘀血を流す治療について説明します。。。